台湾籍と日本国籍の「二重国籍」状態だったとの報道された民進党代表の蓮舫議員。
これをきっかけにして重国籍に対して関心が集まっています。
現在でも、日本国籍と外国国籍をもつ重国籍者は50万~60万人以上いるかもしれないと言われています。
今回は国籍についてまとめてみたいと思います。
国籍とは?
①国籍とは何ですか?
国籍とは、個人が特定の国家の構成員とされるための資格であり国籍をもつ人はその国の国民となります。
②国籍はどのように決めるのですか?
国際法的に見れば、各国は誰が自国民であるかを、自国の国籍法によって独自に決定できます。
そして、他国がこれに干渉することはできません。
つまり、
(1)同一の人に1つの国籍(通常国籍)
(2)同一の人に日本を含む複数の国が国籍を認める(重国籍)
(3)どの国も国籍を認めない(無国籍)
蓮舫のプロフィール
名前:蓮舫(れんほう)
別名義:
- 齊藤蓮舫(本名)
- 村田蓮舫(元夫との婚姻中の本名)
- 謝蓮舫(中華民国名)
生年月日:1967(昭和42)年11月28日
年齢:56歳
出生地:東京都
父:謝 哲信(しゃ てっしん)[台湾人]
母:齊藤 桂子(さいとう けいこ)[日本人]
元夫:村田 信之(むらた のぶゆき)[1993(平成5)年~2020(令和2)年]
蓮舫さんは、2004(平成16)年に民主党の参議院議員として政治の世界に足を踏み入れ、以来、多くの重要な役職を歴任してきました。
国籍問題の発端
蓮舫さんの国籍問題は、彼女が二重国籍であることが指摘されたことに始まります。
日本の法律では、成人した日本国民が外国の国籍を持つ場合、選択を迫られることが多いです。
この問題が公になった当時、多くの議論を呼びました。
蓮舫さんは後に台湾籍を放棄し、日本国籍のみを持つことを公表しました。
しかし、この一件は日本社会における国籍の意味について多くの議論を促しました。
★2017(平成29)年7月18日に開いた『二重国籍』問題に対する会見
★2016(平成28)年9月13日に開いた台湾籍が残っていた、つまり『二重国籍だった』と認めた謝罪会見
多文化背景が政治に与える影響
蓮舫さんのケースは、多文化背景が日本政治にどのような影響を与えるかを考える良い例です。
彼女のような背景を持つ政治家は、異なる文化的視点を政治にもたらすことができ、これが政策の多様性を促進する可能性があります。
また、国際的な問題に対する理解が深まることも期待されます。
しかし、国籍問題のように多文化的背景が逆に政治的な障壁となることもあります。
今後の展望
蓮舫さんの国籍問題を再考することは、日本がグローバル化の中で直面する多文化共生の課題を理解する手助けとなります。
政治の世界においても、多様な背景を持つ人々が活躍することで、より包括的で多角的な政策が期待できるでしょう。
これからの日本政治は、多文化共生をどのように取り入れ、活用していくかが鍵となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
蓮舫さんの国籍問題は日本における国籍のあり方に一石を投じたことには一定の評価ができると思います。
なぜなら、普通に暮らしている私たちにとって国籍を意識することはあまりないからです。
強いて言えば、海外旅行に行くときに少し意識するくらいです。
国籍が難しいのは他国も絡んでいて日本独自では杓子定規のようにいかないところにあります。
これを機会に更なる国籍の議論が深まってよい方向に向かうことを期待したいですね。
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